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平成22年度 発掘成果
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撮影日 2011/02/22
館の中心建物(C地区)へと向かう通路の調査では、1次調査の成果と合わせ、幅約4m、長さ推定35mになる南北方向の直線通路の存在が確実となりました。
通路の北と南端は階段になり、その間は長さ約18mの平坦な通路となる。C地区の遺構面の高さから通路側面の石垣の高さは約3m、人が往来するだけの高さが確保されています。
C地区は中心建物があったと伝承される場所であるが、それほど広くない平坦地に空間を狭くするような長い直線通路を造ったのか疑問でした。推測の域を出ませんが、通路の上を覆う建物が存在し、通路は建物の地下通路のような空間となり、直接建物に入る構造であったことも考えられます。ルイス・フロイスが残したき記録には「広い階段を登りますとゴアのサバヨのそれより大きい空間に入りますが・・・」と記されています。
通路は落城後の「城割り」に伴い埋め立てられた。埋立て土の中からはC地区に存在した建物に関連する焼けた壁土、鉄釘、青銅製品、金箔を貼った瓦の小片などの遺物が出土しました。
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1.直線通路
2.直線通路東脇の平坦地
3.水路
※リンク先はパノラマ画像内の番号と同じです。
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