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センター長 ごあいさつ

 
 

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センター長:ペマ・ギャルポ (名誉教授・フェロー )

 
 

 2000年8月、岐阜女子大学は「南アジア研究センター」を創設いたしました。 本研究センターは、南アジア地域を対象として調査研究活動を行う私立大学唯一の大学附置研究所です。2023年度には23周年を 迎 えます。

 この全国唯一とは、大学附置の初の研究機関の南アジア地域を対象とする研 究機関であり、インド亜大陸周辺の7ヶ国が含 まれる南アジアが大きな存在であることは明らかでしょう。
 国内における南アジア研究は、長年にわたり活発に行われ、国際水準から見ても大変優れた成果を多く生みだして います。南アジア 研究を専門とする機関が存在しないことは、我が国のアジア研究にとって非常に不幸な事実であったと考えます。また近年は、他の国立大学においても「南アジ ア研究センター」が設立されています。

  私たち岐阜女子大学南アジア研究センターは、このような状況にあえて挑戦し、21世紀における南アジア研究の中核として活動した いと考えました。
 そして、「岐阜女子大学南アジア研究センターに尋ねれば、南アジアのことは何でも分かる」、あるいは「外国の アジア研究者たちが、来日した際には必ず岐阜女 子大を訪れる」、そのよう な研究センターを作り上げる計画を作成しています。
 歩みは着実に、しかし存在を確固と誇れるような研究センターとするべく、所員一同奮闘する決意を続けて来まし た。

 また、センター紀要である『南アジア・アフェアーズ』は、今年度第20号 を刊行予定す。幸いにも、海外からの寄稿も増加しており、学術的に高い評価を得ています。
 特に、優れた国内外の若手研究者の論考の寄稿を招くことにより、誌面は非常に活発となっています。

    2022年度は、地域研究の全国組織である「地域研究コンソーシアム」の年次集会、公開シンポジウムを主催することができました。
 本センターでは、初め ての全国大会規模学会での大会開催となりましたが、幸いにして多くの皆さまのご参加を得て成功することができま した。すべての内容については、YouTube にて「岐阜女子大学南アジア研究センター アカウント」を開設し公開中です。
 同時に、「創設20周年記念事業」として、「岐阜女子大学南アジア研究センター 研究叢書シリーズ」を刊行す ることとなり、第1号を2022年11月に刊行することができました。
 国立国会図書館をはじめてとして全国の大 学図書館、研究機関には寄贈させていただいておりますが、ご希望の方には是非ともお知らせをお願いします。

 大学当局関係者のみならず、外務省、在日各国大使館、岐阜県、財団法人岐 阜国際交流セン ターなどよ り絶大なるご支援とご協力を頂きましたこと大変有り難く、厚く御礼申し上げます。

 創設23周年を迎えたとはいえ、まだまだ未熟な機関でありますからこそ、皆様のさまざまなご意見を参考にしつつ、新しい企画を試みながら前進したいと 考えております。
 是非ともご協力とご指導をお願い 申し上げます。
 
 
 



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