研究について(住谷芳幸)


テーマ

 「悉曇資料による日本語研究」が中心課題であったが、様々な問題からしばらく遠ざかっている。
 「超漢字」(「今昔文字鏡」というべきか)の登場で、悉曇資料の電子化が可能となった。そして、「超漢字3」の登場とともに新たな苦難が加わった。

 以上から、15年のあいだ、『広韻』等のデータ作成に明け暮れていた。最近は抄物を扱っているが、ほぼ漢文の入力に費やされている。どうも、日本語を研究するよりも、漢字を入力しているほうが多いようだ。
 そのうち、悉曇に戻るような気もする。

環境

 岐阜市太郎丸(大学所在地)という緑に恵まれた環境にいるが、ここも御多分に洩れず、宅地化の波が押し寄せている。1025年前は雉を見掛ける事があったが、最近は見掛けない。
 研究室では
  • PC-9801UV11(MS-DOS)
    • Giada N20(MS-WindowsXP)
  • i300(超漢字3)
    • ThinkPad X61s(MS-WindowsXP、板書の代わりに使っている。中古品。)
  • MC-MK32(PocketBSD)
    • EeePC 901-16G(MS-WindowsXP、さすがにSSDは64Gにした。)
を中心に使用しいているが(学生でももっと新しい機械を使っている。これで済ませられるところが人文系の研究のよいところである。)、本学も御多分に洩れず、MS-Windows化の波が押し寄せている。PC-9801など見掛けることはない。

 以上から、15年近くたったが、さすがにPC-9801は使っていない。(家人はまだ使っている。まだ動くPC-9801もいくつかあるだろう。)ただし、コンピュータの状況はそれほど変わっていない。MS-WindowsXP上で、松Ver6と桐Ver5と超漢字とが動いている。自宅では印刷用にMS-Windows98(SEではない。)も使っている。XPも最近やっとSP3となった。

その他

 基本的には、組織・集団に属す事が嫌いなのであるが、興味と実益で様々な組織に属してしまった。情報処理学会くらいであれば理解はできるが、BTRON Culb、日本UNIXユーザ会日本サン・ユーザ・グループ日本花の会日本野鳥の会等となると、自分でも悩むときがある。

 以上から、15年近くたったが、BTRON Culb以外は退会した。別に喧嘩したわけではない。最近、文楽友の会に入った。また、FC岐阜の後援会にも数年間入っていた。やはり、悩むしかないのだろう。

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