詳細説明
2.BT区の建物
円礫を積んだ建物の基礎  居館の最奥のB地区の最初の平坦地(BT区)は東と南を推定高さ5mの石垣で区画されています。ここでは建物の基礎と考えられる円礫石組み、礎石、大量の焼けた壁土が見つかりました。壁土は蔵の壁を思わせるような厚さ10cmにもなるものもあります。
 現在、円礫石組みはセン列建物におけるセンと同様の機能を有していたと考えられるが、石組み遺構の外側にも礎石が確認されること、周辺の石垣表面が被熱していることから、BT区全体に建物が存在していた可能性があります。
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