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  11月12日 第2回 合同ワークショップ  「ア ジアの民主主義はどこへ向かうのか:直面する課題と未来への展望」


岐阜女子大学南アジア研究センター・拓殖大学国際日本文化研 究所 2回  合同ワークショップ


アジアの 民主主義はどこへ向かうのか:直面する課題と未来への展望

日時 20241112日(水)17302000
場所 拓
拓殖大学文京キャンパスE館6階E604教 室(50人教室)

東京メ トロ「茗荷谷」駅下車徒歩5

Google Map リンク https://maps.app.goo.gl/i3oevxph9dKUyJhu9

趣旨説明;
 2020年代の
世界各地では、民主主義の後退(democratic backsliding)が深刻な問題として指摘 されている。かつて民主化の波が広がったアジア地域においても、選挙制度や言論の自由が制度的には維持されてい るものの、その実質が大きく揺らいでいる。権威主義的な統治手法、ナショナリズムやポピュリズムの台頭、さらに は社会の分断や不寛容の広がりが、アジア諸国の民主主義の質を根底から変容させつつある。

 同時に、AISNSに代表される情報技術の発展は、民主主義に新たな光と影をもたらしてい る。情報の拡散力は市民参加を促す一方で、虚偽情報や世論操作の危険性を高めてもいる。このような情報空間の変 化が政治的判断や信頼のあり方をどのように揺さぶるのか、冷静に見定めることが求められている。

 権威主義体制の影響力が 増大する中で、アジアにおける「揺れ動く民主主義」はいまどの方向へ進もうとしているのか。人びとの不安や不満 が政治を動かす時代において、「知ること」・「語ること」・「考えること」が民主主義を支える基盤として、一層 の自覚が求められている。

 本合同ワークショップ は、現代の民主主義が直面する課題と未来への展望を多角的に考察する場として企画された。岐阜女子大学南アジア 研究センター創立25周年記念事業の一環として、拓殖大学国際日本文化研究所との共同企画で ある。
アジア各地域の現実を担う研究者・専門家の報告を通じ、地域と世界を結ぶ新たな視座を提示するこ とを目的とする。

本ワークショップが、変貌 するアジアの現実を共有し、民主主義の可能性を再考する契機となることを期待する。

 

岐阜女子大学南アジア研究センター (csas@gijodai.ac.jp

拓殖大学国際日本文化研究所

 


プログラム


17
30 司会:開会・趣旨説明 福永正明(CSAS 特別客員教授)

 

1740 第1報 告 「混迷する世界情勢におけるアジア」

 
報 告者 (25): ペマ・ギャルポ(CSAS センター長。岐阜女子大学名 誉教授))
 質疑応答(5分)

 

1815 第2報 告 「台湾情勢」

報告者(25分):
河崎眞澄(東京国際大学国際関係学部教授・元産経新聞台北支局 長)

質疑応答(5分)


===1840休憩10分間)===


18
50 第3報 告「韓国情勢」

    報告者(25分):
梅田皓士先生(拓大海外事情研究所助教・元外務省第三国
           際情報官室専門分析員)

質疑応答(5分)

 

 

1920 討論者  丹羽文生(CSAS特別客員教授、拓殖大学国際日本文化研究所 所長)

10分)

1930  論評    佐 藤勉(CSAS特別客員教授)
    (10分)


討論19401955) 

閉会挨拶(19:552000
終了

以上

 

 
   
 


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